「声を出してもいいんだ」という安心感の中で
私は、保育現場を退職したあと、潜在保育士になりました。
退職後は絵本や遊びのネタを持って、地域の子育て支援を細々と続けていましたが、そこで「実は私も、保育士だったんです」というお母さんにたくさん出会いました。
お話を伺いながら、もう保育の現場には戻ろうと思わないという方のリアルな声も聞き、アンケート結果には出てこない一人ひとりの事情があることを知りました。

現場で働いていた頃は、「潜在保育士は結婚や子育てなど、家庭的な事情で一旦現場から離れた人たち。いつか保育の現場に戻ってきてくれる」そんなイメージを持っていましたが、「帰らない」ことを選択した思いを聞き、この声を流してしまっては潜在保育士のためにも、現場のためにも良くない!と直感で思ったのです。
それはきっと、私自身が「潜在保育士」となったことで、見て見ぬふりをすることができなくなったからだと思います。
そこをきっかけに、私の活動は潜在保育士支援になっていきました。

現在、深刻な保育士不足問題の解決に向け、行政では潜在保育士の現場復帰を支援するため、各自治体が運営する「保育士・保育園支援センター」 を中心に、 様々な研修が開催されているほか、大学などでもブランクや経験の浅さなどの不安を解消するため、 学び直しの講座などを行なっているところがあります。
合同会社ホイクネクトでは、そのような現場復帰を明確にイメージしている保育士ではなく、「復帰することを躊躇している」 「復帰することがイメージできない」といった潜在保育士の方を対象にした様々な講座やワークショップを開催しています。
保育内容の学びも必要ですが、まずは「声を出してもいいんだ」という安心感の中で、自分の思いや考えを人に聞いてもらうことはとても大切なことです。
自分の声を自分で聞いてみる。
自分の声を人に聞いてもらう。
そこから、人の意見が自分の中に入ってくる。
自分を俯瞰できる。

保育士である前に、 自分自身はこれからどう進んで行きたいと思うのか、 自分が大切にしたいことは何なのかなどを、ワークや対話を通して改めて考えてみる時間を持ち、 その上で「保育士である自分」を見つめ直します。
合同会社ホイクネクトは、受講生お一人おひとりに寄り添い、 保育士としての可能性や、 自分のワクワクを見つけるお手伝いをします。
ホイクネクトではこのような事業を行っています
①潜在保育士の未来を探求するゼミ
「自分自身を見つめること、保育士としての可能性を見出すこと、人の意見を聞いて様々な角度から考えてみること」が必要であると考え、対話を中心とした講座を提供しています。
② 潜在保育士の働き方支援
座談会やオンライン講座を開催し、潜在保育士の働き方支援活動をしています。
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