“保育から離れても、心の片すみに保育はある” Reほいくカフェ3回目
Reほいくカフェ第3回を開催しました
先日、第3回のReほいくカフェを開催しました。
今回もおやつをつまみながら、ゆっくりと“自分の中の保育”を見つめる時間となりました。
参加くださった方は、今は保育以外の仕事をしている方や保育士資格取得を目指す方。
生活の中心は「保育」ではないけれど、それでも対話をしていくと、見えてくるものがありました。
**「保育のこと、どこかでずっと気になっている」**という気持ち。
今回の対話の中で、参加者の方からはこんな言葉が出てきました。
「勤務経験がないことで“保育士”を自分から切り離していたことに気づいた。
保育に対してどんな思いがあるのか、もう一度見つめられた時間だった。」
「当時の気持ちを言語化できて、少し心が軽くなりました。」
短い言葉の中に、一人ひとりのストーリーが宿っています。
“潜在保育士”とひとまとめで語られるけれど、
距離の理由も、状況も、思いも、本当はこんなに違う。
だからこそ、ただ“戻ってください”と背中を押すだけでは届かない。
丁寧な対話が必要なんだと改めて感じました。
Reほいくカフェの大事にしていること
ホイクネクトは、潜在保育士さんの「現場復帰」をゴールにしていません。
それ以上に大事にしたいのは、
「自分はどうありたいか」
「“保育との距離”は、自分のペースで決めていい。
そして“自分にとってのちょうどいい関わり方”を、見つけていい」と、安心して考えられる場所であること。
“潜在保育士さん”と言っても、背景も距離感もぜんぜん違う。
だからこそ、一括りにせず、丁寧に聴き、丁寧に考えたい。
今回の対話でも、そのことを強く再確認しました。
「つながり方」をもっと丁寧にできないだろうか
今、保育士不足の中で
就職の相談やサポートを必要とする人が利用する先として、自治体の「保育士・保育所支援センター」があります。
それは必要な制度だし、役割も大きい。
でも、
「まだ、そこまで具体的にイメージできない人」
「戻るつもりはないけれど“保育”と聞くと心が動く人」
「何かできるかもしれないと思っている人」
など、その“あいだ”にいる人たちが、安心して言葉にできる場が必要なのではないか。
ホイクネクトはそこを丁寧に拾いたいと、これまで大津市や京都市で潜在保育士の対話の場づくりを重ねて来ました。
対話は目的ではなく、出発点。
“保育士としての“小さな気づきや「やってみたい」を、社会とつなげていくこと。
それがホイクネクトの役割だと考えています。
今回の対話を通して、改めて
「多様な潜在保育士さんの声を、もっと社会に届けたい」
「保育士としての想いに気づき活かしていくことが、自分の幸せにもつながってほしい」
そんな思いが強くなりました。
Reほいくカフェは、これからも、
その“あいだ”にいる人たちの声を、拾い上げていきたい。
次回もまた、この場でお会いできることを楽しみにしています。時間や場所はこちらでご確認ください。
「Reほいくカフェ」──“私”から、“私たち”へつながる4つの時間、はじまります。





