潜在保育士さんのちょこっと体験「small job」

子どもを保育する保育士は、資格の必要な専門職です。
保育士資格は、専門学校、短期大学や4年生の大学など、専門課程で学び保育実習を履修して取得する方法と、年2回実施される保育士試験を受験し合格して取得する方法があります。
詳しくは、厚生労働省のとてもわかりやすいサイトを見つけたので、こちらでご確認ください。

https://www.mhlw.go.jp/hoiku-hellomirai/shikaku

保育士資格を取得してもずっと継続して続ける方ばかりではありません。
大学を卒業する学生の就職先を見ても、資格取得をして企業へ就職する学生もいます。
どのような仕事でもそうですが、その方の事情や思いから違う仕事に就いたり、退職や転職をしたりすることは当然のことですので、有資格者である保育士が現場を離れていくことは自然なことだとも言えます。
ただ、そうした資格を持っていても保育士として仕事をしていない方が多いこと、そして現場はどこも人手不足であることなどから、どうしても注目されがちなのです。

特に資格取得者数のうち、保育士として就労していない潜在保育士が占める割合が6割以上と言われていますから、「なぜ潜在保育士は戻ってこない?」と思われるのでしょう。
それについては、個人のさまざまな事情が絡んでいますので、即効性ある対応が難しいというのが実情です。

ただ、だからといって何もせずに、理想を語っていても仕方がありません。
行政ではないし、また園を経営しているわけでもありませんが、ホイクネクトができることを考えて、できることから保育士を支えていきたいと考えています。

その中の一つが「small job」事業です。

潜在保育士で現場を離れてしばらく保育をする機会がなかった方、また資格はあるけれど経験がない方など、いきなり保育園に行くことを躊躇される方に、短時間の託児の体験を通して保育の感覚を知っていただく(思い出していただく)小さなお仕事を提供しています。
実際にこの「small job」に参加をしていただいて、保育園の短時間のお仕事に就職された方もいらっしゃいます。
多くの保育士を求める現場のニーズとはマッチしませんが、潜在保育士が一歩踏みだすサポートになっているのではないかと考えています。

「保育って楽しい」「子どもに関わっていると、やっぱり自分がイキイキしている」

お一人お一人のそんな感覚を丁寧に引き出しながら、保育の現場へとお繋ぎできたら・・・と思っています。

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