保育士を目指す高校生とおもちゃ作り
保育士を目指す高校生たちに、保育講座をさせていただきました。
講義っぽい一方通行はものすごく苦手で、このような機会をいただくと、対象が保護者でも保育士でも学生でも、必ずワークを入れています。
今回は子どもの発達と遊び、絵本のお話&おもちゃ作りを。

参加をしてくれた高校生たちの『保育士を目指す気持ち』がピュアで、私にとっても癒しの時間となりました。
全力で応援します!
3年生になり将来についていろいろと考えることが多い皆さんに、絵本「おおきくなるっていうことは」を紹介。
何度も保育園で子どもたちに読んだ絵本ですが、来年成人式を迎える高校生に読むのは、違う意味でじぃ〜んとくるものがあります。
これまでの育ちの中で、多くのことを経験し考えて保育士を目指す気持ちが芽生えたのでしょう。
保育の現場は人手不足。保育士確保の動きは加速していく一方ですが、この芽生えた気持ちを丁寧に受け止めていくことの大切さも感じました。
お忙しい中、何度もメールや電話でご連絡をいただき準備をしてくださっただけでなく、当日も自ら楽しんでご参加いただいた先生方にも心から感謝いたします。
このような場を作ってくださる先生方の想いに、感動いたしました。
高校や大学でお話をさせていただく機会が増え、こういった機会は私にとっても自分自身の保育経験や、志を改めて振り返る機会です。現場を離れて3年経ちますが、いろいろな経験を通して見えてきたことも含め、改めて感じている保育の良さをお伝えできている気がします。

保育に関するニュースが出てくるのは、残念ながらネガティブな要素の強いものが多いのが現状です。
保育の仕事に関心を持っている彼らが、何を受け取るのかと気になるところですが、話をしていると結構広い視野で見ていることを知りました。
自分の目で見て、自分の感覚で感じて学んだことを手掛かりに彼らには判断をしてほしいと思うので、大袈裟に「保育士の仕事っていいよ〜」とアピールはしません。
ただ、保育の仕事をイメージしてもらえるよう、今回のような取り組みは続けていきたいと思います。
ふと私自身が、心から「楽しい!」と思っていることに気がつきました。
未来へのバトンつなぎをしていく上で、楽しんでいる姿を見せることはとても大切なことですね。